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さらば私の最高傑作の巻

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〜数ヶ月ほど前のお話し〜

私は料理が苦手だ。

正直まだ楽しみをほとんど見出せていない。

しかし生きて行くためにはそんなことは言っていられない。

一般的な料理のレシピにのっている『簡単♪』はほぼ嘘だと思っている。

全然簡単ではない。

私にとってどれくらい料理のハードルが高いかというと、まずしょうゆとみりんと酒以外に調味料が書いてあると、難しい料理だと思っている。

その3種の調味料を冷蔵庫から出すのにも勇気がいるくらいだ。

そんな私が参考にさせていただいている

《つっしーの料理チャンネル》

低温調理の神様である。(勝手にお呼びしている)

そんなつっしーが(神様と言っておいて友達のような呼び方になることをお許しください)紹介している生姜焼き(だったかな、名前は違うかもしれない)を、やろうやろうと思っていたが、しばらくできずにいた。

いよいよ作ってみようと決心がついた日。

この日のために

測り器、計量カップとまな板(つっしーとおそろ)、はちみつなど、役者は揃えておいた。

形から入る派だ。

そして忠実に調味料を測り作ってみた。

簡単な工程なはずだが不器用な故、通常より時間がかかったと思うがそれはさておき。

一生懸命仕上げた生姜焼きを試食してみる。

すると、驚くを通り越してTamagetaだ。

これまでマニュアル通りに進めて成功した記憶がほぼない女であるが、今回は今まで作った料理の中で最高傑作だ。

若干手順や細かい所はズルをしてしまったが

それでもとんでもなく美味しいではないか。

食べ盛りの子供達も目を丸くして驚いていた。

しかし子供達に負けないくらい

『美味しいね、美味しいよね!?美味しいよこれ、美味しいよ美味しい』

と自分がうるさい。

少し多めに作っておいて正解だ。

翌朝分を冷蔵庫に入れる前に冷ますため、ラップをして机の真ん中に神々しくディスプレイしておいた。

その数分後…

『バリンッッッッッ』

どこかの兵隊が家に侵入してきたのではないかと思うくらいの大きな音。

慌てて机に戻ってみると

娘が他のお皿にラップをしようと、ビッとラップを切った反動で(悪気はない)最高傑作の味付けの生姜焼きが机から落下し、ものの見事にお皿と共に砕け散っていた。

以前の私なら

『さ…最高傑作の味付けの生姜焼きが、、、泣!!!』

と大騒ぎしていたかもしれない。

しかし今回はとてもクールな対応ができた

『怪我がなくてよかったね』

『兵隊が侵入してきたわけではなくてよかった』

『また作れるからさ』

クールだ。

断捨離でお皿を極限まで減らしてからの貴重なお皿の喪失(ニトリ)。

内心は、お皿と同じくらい砕け散っていたが

美味しくできたことに満足していたのか、対応はクールだった。

結局飛び散った破片と、美味しそうなお肉とタレを綺麗に処理するのに1時間はかかったが

不思議と清々しい気持ちだった。

だから今日は爽やかに言うよ

さらば私の最高傑作(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)!!

(とニトリのお皿)笑!!の巻。


以上になります!

結論、不器用でも低温調理なら続けられるかもよと伝えたかったエッセイです笑。

最後までお読みいただきありがとうございました🐰♡

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